Diary title

5年ぶりの家族旅行

2008年02月12日 マネージャー

先日、院長、中一の娘、小四の息子、私の四人で、5年ぶりの家族旅行で由布院温泉に行ってきました。

思えば5年前、開業したら旅行はしばらく無理だと思い、開院直前に東京ディズニーランドに行って以来の家族旅行でした。 その東京ディズニーランドへの旅行は我が家にとって一生忘れられないものになりました。なぜなら、出発前日の夕方当時まだ幼稚園児だった息子が公園で自転車乗りをしていて倒れて左肘を骨折してしまいました。
「折れた?」私の問いに彼は「たぶん・・折れた。」と言って、今までに聞いたことの無いような勢いで泣いていました。近くの病院に連れて行ったのですが、大きい病院を紹介しましょう。と言われ院長が勤めていた小倉記念病院へ・・手術が必要です・・と。

後から院長と娘が駆けつけてくれましたが、院長の胸のポケットには旅行会社からもらって来たばかりの旅行のチケットが入っていました。「キャンセルしよう。」と院長は言いましたが、「明日行けなくても後から追いかけて行くから・・」と私はなぜか諦めきれずにいました。

 

院長の友人の整形外科の土屋先生(現在、苅田で土屋整形外科医院を開業されておられます)に夜の10時から執刀していただき12時前に無事終わりました。
次の日の朝、先生に事情をお話すると即退院の手続きをとって下さいました。普通ならとても退院などできる病状ではなかったと思います。笑顔で「いってらっしゃい。」と言って下さった土屋先生の寛大さには今でも感謝しています。
先生へのお礼の挨拶もそこそこに、一路いざディズニーランドへ。 行った日はさすがに痛かったようで(あたりまえですよね。手術して一日も過ぎていないのですから・・)ホテルでゆっくりしていました。
次の日になると息子はいつもの元気さをとりもどし、ディズニーランド内で車椅子を借りて園内を回りました。ディズニーランドはさすがですよ。大きなギプスを付けて車椅子に乗っている息子を、スタッフの皆さんが気にかけて下さり、順番の優先など色々な特別待遇をして下さいました。息子のおかげ?でちょっとラッキーでした。いい思い出ばかりが残りました。(写真は 由布院のホテルの中庭です。ちょっと昔の映画に出てくるような風景でした。画像が悪いので残念・・)

あれから5年経ちました。あっという間の5年間でした。 院長は開業前、ある大先輩の先生から開業したら3年は休むな、死んだつもりで頑張りなさい、と言われ、それを真に受けてとうとう5年間ずっとクリニックに籠もっています。見かけによらず、かなりストイックな人です。大好きな温泉にも行けず、ちょっとかわいそうでした・・・
子供たちも、忙しくなってしまいなかなか構ってあげることができなかったのですが、ちゃんと私たちの背中は見ていてくれているようで、それなりに成長してくれています。感謝しています。
そうそう由布院は大雪でした。雪の由布院もすごく静かでよかったです。夕方出て、次の日の昼に帰る、あっという間の短い旅行でしたがとても楽しかったです。ぼたん雪が降りしきる真夜中の露天風呂は本当に乙な物でしたよ。デジカメは持っていたのですが私がSDカードを入れ忘れていて、携帯でしか写真が撮れずそれだけが唯一残念。さんざん家族からドジあつかいされましたが・・笑ってごまかしました。(うっかりものです・・笑)

開業してがむしゃらに走ってきましたが、ちょっと息抜きをすることができました。これも婦長さんをはじめスタッフみんなのおかげです。ありがとうございました。留守中は院長の知り合いの産婦人科の先生に当直をお願いしていました。ありがとうございました。 (ちなみに由布院へ出発前の朝に分娩が二件あり、帰ってきた日の午後に院長の帰りを待っていたかのようにもう一件分娩がありました。開院以来すべての分娩を院長が診ているという記録はとぎれませんでした。)

 


Other diaries

その外のおはなしも、是非お読みください。

クリニックからのお知らせ

  • 予約診断についてのご案内
  • 分娩予約状況について

Mission

みちおかレディースクリニックは
出産を通じて一生の付きあいが生まれる
お母さんと赤ちゃんの第2の家を
目指しています

「病院(ホスピタル)」の語源は「ホテル」と同じ「ホスピス(宿)」と言われています。
だからこそ、私達は物心両面で、みなさまの出産、育児のサポートを行い、人のぬくもりを感じる家でありたいと思っています。

クリニックのホームページはこちら