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甥っ子が甲子園に出場、なんと優勝しちゃいました。

2007年08月29日 スタッフ

今年の夏はとても特別な夏になりました。私の甥っ子の副島浩史くんが佐賀北高校の3番バッター、3塁手として念願の甲子園に出場したんです。
去年の夏、佐賀県予選の一回戦で敗退した後、「来年は絶対甲子園に行くばい!!」小さい頃から見慣れた野球大好き少年の顔に向かって「ハイハイ、そうなったら必ず応援に行ってあげるね。」と話したことがなんとなんと現実に。 しかも開幕試合。お盆前で外来が忙しい中、院長、マネージャー、同僚の藤川さん、亀田さんから快く「行ってらっしゃい。」と送り出してもらい、前日から大阪入りして開会式から見てきました。

 

入場行進する浩史くんはちょっと緊張気味で、大きなグランドのせいかなんとなく小さく見えました。私は手を振りながら心の中で、今日で終わりかな、一生懸命やってくれたらそれでいいよ、なんて思ってしまいました。それがまさかの勝利。しかも浩史くんの大会第一号ホームランのおまけつき。嬉しかったです。

二回戦は、ちょうどクリニックがお盆休みだったので、またもや甲子園に乗り込みました。苦戦しながらなんとか頑張って、あの球史に残る延長15回引き分け再試合に持ち込むことができました。 次の試合からは仕事をしながら、クリニックの待合ホールのテレビをチラッと気にしながら心の中で必死に応援しました。それがまさかまさかの連勝、ついには優勝候補の帝京高校にもサヨナラ勝ち。準決勝も勝って、とうとう夢の決勝戦へ。

院長から「こうなったら甲子園のアルプススタンドで燃え尽きてきてください。」と送り出してもらい三回目の甲子園球場へ。 三塁側のアルプススタンドは佐賀北のスクールカラーのグリーン一色、決勝戦は試合前から大変な盛り上がりでした。しかし試合は序盤から劣勢そのもの。それでも三塁からマウンドのピッチャーに励ましのゲキをとばす浩史くんの顔は、見慣れた野 球大好き少年の顔ではなく、勝負にかける男の顔になっていました。それはそれはとても頼もしく見えました。私にはそれで十分でした。

そしてあの8回裏、満塁で浩史くんに打順がまわってきました。私は正直「ここで三振したって誰も責めたりしないよ。よくここまで頑張ってくれて本当にありがとう。お疲れさまでした。」そう思って両手を合わせた瞬間でした。“カキーン”と乾いた音、一瞬私の耳は何も聞こえなくなりました。ただ彼の打った白球が、まるでスローモーションを見ているようにゆっくりと舞い上がり大きな放物線を描いて、そしてレフトスタンドにまぼろしのように静かに消えて行きました。逆転満塁ホームラン!!!次の瞬間、“うおおおおおおおおおおおおお”という地鳴りの様な大歓声。ここから先は興奮しすぎて、しばらく私の記憶はありません。

正気にもどったのは閉会式の準備をしている頃でしょうか。気がついたら、顔中が汗、涙、カキ氷のシロップ?、鼻水??でべとべとになっていました。ほんとに甲子園のアルプススタンドで燃え尽きました。 閉会式の後、優勝旗を先頭に行進する彼は、体中から喜びと自信にあふれており大きなグランドの中でも一際大きく見えました。 本当におめでとう。そして忘れられない熱い熱い夏をありがとう。
(事務受付 平野由美子)

 


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