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最後の体育祭

2015年10月10日 マネージャー

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9月20日高3になる息子の最後の体育祭に行ってきました。

渋滞を予想して私は金曜の夕方にこちらを出発したのですが、鹿児島に入ったとたん大雨で前が見えないほど降っていました。
毎度のことですが、南国なので天気予報は外れます。
しかし、前日の大雨がうそのように土曜日からは晴天でした。

今年最後の体育祭、息子は念願の白軍学欄隊副団長をしました。
応援団には組織があり、今回副団長なので最高幹部になりました。幹部は髪は染めません。それが伝統です。
応援合戦はこの学校の名物です。
体育祭前日から前夜祭と言って、応援合戦のリハーサルが体育館で行われます。最後の総仕上げです。
学欄隊で円陣を組み気合いを入れみんなの士気を高めていました。

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体育祭は強面に見える応援団員を先頭に入場行進をします。
皆、応援団衣装に身を包みかっこよく行進していきます。
高校に入って2連敗しています。本人たちは是非今年は勝ちたいと気合い十分でした。
(自分たちの年に勝ったか、負けたかは将来思い出を語るときに大いに影響があるとか・・OBの方の弁)
息子は何も言ってくれなかったので知らなかったのですが、予行演習では2種目しか勝てなかったということで作戦を立て直したようです。

予行演習で負けて火が付いたのか、午前中かなりのリードで昼食になりました。
午後は応援合戦から始まります。
息子と主人(先生は留守番の先生のお陰で、初めて最初から最後まで観覧する事ができました)、息子のお友達家族と一緒にお昼ご飯を食べました。
中学からはよくお友達同士で昼食を取るようになっていくのをよく見かけますが、この学校ではほとんどの生徒が親と一緒に食事をしています。
親と一緒にいるのが気恥ずかしくなる年でしょうが、いつも離れているせいか(寮生が多い)そういったことは全くないです。

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応援団は各隊によってTシャツ、ポロシャツを揃えています。。
毎年ポロシャツの絵柄は変わっていて、「この絵僕が書いたんよ。漢文も僕が考えた・・」と一言。
学欄隊のポロシャツの絵は息子がデザインしたそうです。
そう言えば、昨年冬休みに入る前にシャツの打ち合わせに行ったとか言っていたなあ・・と思いだしました。
漢文も間違っていたらいけないから古文の先生に見てもらった・・と。
昨年先輩から引き継ぎをしてもらい、少しずつ準備をしていたようです。漢文は何が書いてあるのかわかりませんでしたが、絵はなかなかよく書けていました。

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さて、応援合戦です。
高3最後、最高幹部なので一番前の席で見たかったのですが、一足遅く・・・
仕方がないので、前列の地べたに座らせてもらいました。
前夜祭で演武は一通り見ておいたのでどこに動くかはなんとなくわかっていたので助かりました。
応援合戦は25分の演武です。まずは紅軍からの演武でした。良く揃っていたし、声も良く出ていて大変良かったと思いました。
それから白軍!
団長の掛け声と同時に出陣!
我が息子ながら切れのいい演武、声も良く出ていました。息子が作ったという「改天」という演武も決まっていました。
最後の演武の時息子は暑さもあって、体力の限界?手が上がらなくなっているのが、見ていてわかりました。それでも必死です。こちらまで涙が出てきました。
また同じ想いで見ていた幹部のお母様と終わった後、完璧!すごい!と固い握手を交わしました。みんな本当にかっこ良かったです。

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終わった後、櫓の裏でひっくり返っているんじゃないかと心配で見に行くと、息子は学欄をいち早く脱ぎ、
みんなに着替えたらすぐ出て・・と声を出していました。
なんだ元気か・・とちょっと安心しました。
後から本人に応援合戦の後、大丈夫かな?と思って見に行ったんよ・・というとちょっと休んだら大丈夫。
それより白軍は後半に点数を取られることがあるから、早く出て応援をしないといけないと思ったとのこと。
幹部が裏でひっくり返っているとみんなもそれでいいと思っちゃうから、率先して出た。
僕が背中で見せるしかないと思った・・と言っていました。
この言葉を聞き、我が子ながら男になったなあ・・と感心しました。
そうやって後輩へ姿勢を見せていく。大事な事を彼も学んで来ているんだと感慨深いです。

思えば、入学試験の日に待っている保護者のために寮案内を高2以下の生徒がしてくれました。
高2の生徒が段取りをし、仕切って行っていました。そこには先生の姿はなく全て生徒に託されていました。
この学校に入るとあんな高校生になるのかな?とその時思ったものです。環境がそうさせていくんだと実感しています。

高校の競技は

大玉転がし・・これは一番最初の競技で得点も高く一気に士気が上がるので盛り上がります。
綱引き・・各学年ごとに2回行われますが、結構力が拮抗しているので体力がある方に軍配が上がります。
玉入れ・・普通玉入れは小1の子がする競技のように思いますが、ここでは高1~高3まで各学年で対決します。
高校生がこんなに一生懸命やる玉入れもここの名物です。
玉入れも作戦があり、「カンカンドーン!」の掛け声で一斉に投げます。
バラバラに投げるとあちこち行きますが、一斉に投げることにより玉同士がぶつかり籠に落ちるというわけです。
玉入れもそこまで考えてやる、まさにサイエンスです。
最後に棒倒し・・この競技は高2、3のみで各学年で行われます。危険も伴うので1回きりの勝負です。毎年ドキドキですが、見ている方はおもしろいです。
今年も高2、高3とも白軍の勝利でした。

今年は見事大差で勝利し幹部みんな男泣きしていました。
応援団の練習もきつくて大変だったと思います。夏休み前応援団は100時間潰すと学年集会で保護者にも言われ、夏休みに100時間分の余裕を持たさないといけなかったので、勉強も頑張りました。

さあこれからが本番です。息子は体育祭が終わると同時に切り替えていました。
いつもは応援団の打ち上げ後一緒にホテルに泊まるのですが、今回は下宿に戻る・・と
6年間長いようで短かったですが、鹿児島での生活はとても有意義なものになったと思います。
共に励ましあい、競い合いながら寝食共にし、勉強だけではない大切なものを学んだ仲間たちは一生の宝になることでしょう。
後残りわずかな鹿児島生活ですが、楽しんでもらいたいと思います。

(マネージャー 道岡 弥生)


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