ヘベスって知ってますか?

道端の彼岸花が満開で綺麗ですね。妖艶で謎めいた美しさのある彼岸花ですが、最近白い彼岸花もちらほら咲いているのを見かけます。白い彼岸花って、赤と黄色の彼岸花を掛け合わせて出来たものだそうです。赤と黄色で白とは…つくづく不思議な魅力のある花ですね。

その彼岸花が咲く頃に、宮崎の友人から我が家にとても楽しみな物が届きます。

〝ヘベス〟をご存知でしょうか。

ヘベスは宮崎県日向市特産の柑橘類の一種です。

その昔、日向に住む平兵衛(へいべえ)さんの自宅の庭先になったものが最初なので、ヘベスと名付けられたそうです。

見た目はカボスやスダチに似ていますが、皮が非常に薄く果汁が沢山搾れること、この果汁も酸味がまろやかで、そのまま果汁を飲んでも『おぉっ酸っぱい!』とはならないのが大きな特徴です。
肉や魚、野菜はもちろん、豆腐料理やお菓子まで使えて万能なんですよ!
北九州でも時々売ってあるのを見かけますが、残念ながら数は非常に少ないです。

私はヘベスが届く頃になると秋が来たなと感じます。

届くと必ず作るのが、〝ヘベス蕎麦〟。丁寧にとった濃いめの出汁にヘベス果汁を入れ、更にヘベスを薄くカットしたものをのせて頂きます。これが味も香りも最高で絶品!ヘベス、もし見かけたら是非手にとってみてくださいね。

助産師　主任大坪