氷川丸

先日横浜に行ってきました。行ってみたいと思っていたので楽しみにしていたのですが季節外れの
台風と一緒になってしまい・・。初日の中華街は傘をさすのもままならず大変でした。
2日目は台風も去り山下公園へ。広々とした公園で有名な童謡の「赤いくつはいてた女の子」のブロンズ像もありました。
海を見ている表情は悲しそうに見えました。
先に進むと「氷川丸」が係留されていました。何の船かもわからないまま見学したのですが・・。

これがなかなか面白かったです。
氷川丸は1930年竣工された豪華客船です。
シアトルに向けて就航していたのですが、その後戦争が始まり引揚げ船ー病院船-引揚げ船ー国際航路復帰-
ユースホステルと数奇な運命をたどった船です。
現在は豪華客船時代の様子を再現していますがとにかく凄い!
80年前の日本にこれだけの事ができたんだとびっくりです。チャップリンや秩父宮ご夫妻が宿泊されたスイートルーム、高価な銀の食器で食事するダイニングルーム、保母さんが常駐　していたキッズルーム、図書室、ダンスフロアとホントに
感心しました。
反面三等の客室は二段ベッドでコンパクトな造りでした。
当時は三等客室の人は船の中を自由に行動は出来なかったそうです。
まさに日本版タイタニックですね。(写真はスイートルームです。)

師走に入りましたね。
今年も残すところ4週間弱・・一年あっという間ですね。
忘年会、クリスマス、お正月準備と忙しい日々が続きますが体調に気をつけてお過ごし下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　受付主任　　平野由美子