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救急医療週間

2014年09月20日 スタッフ

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こんにちは、看護師の中野です。気持ちの良い季節になりましたね
毎朝、ベランダに出て深呼吸をすると「今日も一日頑張ろう!」という意欲がわいてきます。
私は10月生まれだからか、1年のうちで秋が一番好きです。秋を十分に楽しみたいと思います。
さて、9月9日が救急の日というのは皆さんご存知だと思いますが、その日を含む1週間を「救急医療週間」として、応急手当の講習会を中心とした救急に関する様々な行事が実施されているそうです。
(詳しくは、「救急の日及び救急医療週間について(厚生労働省)」を見てください。)
私もこの週間に便乗すべく、行事に参加してきました。
私は、1年前から救命ボランティアのグループに所属していますが、本格的な活動をしたことがありませんでした。

今回、初めて9月12日に小倉南区のサンリブシティでおこなわれた小倉南消防署主催の「救急の日」に参加させて頂きました。」 小倉南区の消防署長の挨拶の後、消防音楽隊の演奏演技に続きましたが、観客から「アンコール」が出るほど素晴らしいものでした。

署長の挨拶は、日ごろ業務で救急車にお世話になる事がある私には大変興味深いものでした。 現在、小倉は北区と南区を合わせて6台の救急車が活躍をしてくれているということですが、その出働率は1年間に53,000件、1日に換算すると150件、10分に1件の割合で要請があるということです。

救急車が出動要請を受けて、実際に出動するまでの全国平均が7~8分だということですが、北九州市の救急車はその時間が6分ということで、北九州市民にとっては何とも頼もしい限りですよね。

みちおかレディースクリニックも必要時には救急車を要請することがありますが、救急隊員の皆様には本当に「感謝」の一言につきます。

さて…ボランティアの話に戻ります。私たちの仕事は心肺蘇生デモンストレーションとその実技体験のお手伝いということで私は乳児の心肺蘇生のコーナーを担当させていただきました。

サンリブシティはお子様連れの方が多く、私もよく当院で出産してくださった方にお会いしますが、当日もお二人、みちおかレディースクリニックで出産された方にお会いすることが出来ました。

そのうちのお一人は、実際に乳児の人形に心肺蘇生の実技をされ、ベテランボランティアの話を真剣に聞かれていました。その方はご自身も看護師なので一般の方より蘇生に関しては知識があるはずですが「聞くだけじゃなくて実際にやってみないとわかりませんよね…」と話されており、子どもを守る母の強さと優しさを目の当たりにして胸が熱くなりました。

その後もさらに何人もの方が「体験させてもらってもいいですか?」と実技をしたいとの申し出があり、 母子医療に携わっている私はたくさんの母性愛にふれることが出来たことが本当に嬉しく思いました。 もう一つ、嬉しいというか貴重な体験をさせていただきました。

この日、蘇生の体験をして頂いた方に優先的に地震体験車の乗車をしていただいていましたが、ボランティアの私もお願いをして地震体験車に乗せていただきました。

震度7強の縦揺れと横揺れを体験しましたが、これはぜひ皆さんも機会があれば体験が出来ればいいなと思いました。 体験車は「軽い揺れから始まり段々大きな揺れになること、あらかじめ揺れることがわかっていること、揺れても体を支えるバーがあること、一人じゃないこと、これは体験であること」がわかっているのであたかも遊園地のアトラクションに乗っているような気分を味わえますが、この揺れが何の前触れもなく日常に起こったとしたら…と考えたら、本当に恐ろしくなります。 想像を絶する揺れでした。

日ごろの防災知識がもしかしたら何の役にも立たないかもしれないと思い知らされた体験でした。 何でもいいから人の役に立てたら、と思って始めたボランティアですが、結局自分の身になるのだということを痛感した一二日でした。

 

(看護師 師長 中野 里美)

 


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