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春の上生菓子

2014年03月20日 スタッフ

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こんにちは、助産師の吉田です。
やっと、暖かくなり春らしくなりましたね。
先日、友人と小倉城で、野点をしてきました。
なんちゃって、野点です。

携帯・野点セットを、友人が持っていて、巾着袋の中に、直径10センチのぷち抹茶碗、茶筅、茶杓、ぷち棗、お茶巾が、収納されています。少し大きいお弁当箱の大きさです。

水筒にお湯だけ、持っていけばいいので、どこでもおこなえます。
アウトドアの人達のなかでも、流行っているそうです。

小倉城は、まだ肌寒かったですが美味しいお弁当と、お抹茶と和菓子をいただいて、ほっこりでした。
写真の和菓子は、菜の花と、花衣です。
和菓子屋で、お菓子を選んでいる時、春山、うぐいすとか春らしい名がありましたが、お菓子の名にしては不思議な、水温む(みずぬるむ)、山笑う(やまわらう)があって、お店の方に尋ねたら俳句で使う春の季語でした。
和菓子の名に、季語を使うことは、よくあるそうです。菜の花も花衣も春の季語でした。
生菓子の知識として、 生菓子には、朝生菓子と、上生菓子があり、朝生菓子は、つくったその日に食べる生菓子で、草餅、団子、大福などなじみのある生菓子です。

餅などのでんぷん質のものは、時間をおくと、どうしても老化して硬くなります。そのため、毎朝つくって、その日のうちに食べていただく。そうしたことから、朝生菓子とよばれるようになったそうです。
上生菓子は、手技の技術を生かして、季節の風物を写しとってつくり、多くの品は2~3日は、おいしく召し上がることができるそうです。
京都に、嫁いだ友人がご主人の実家に、前日に買った草餅をお土産に持って行ったら、お姑さんから、親戚やから、いいけど朝生菓子は、前の日に買ったのをお土産に、持って行くのは、失礼あたる。と言われたそうです。
友人も初めて知ってびっくりしたそうです。
文化と歴史のちがいですかね。
硬くなったら、炊飯器に入れたり、レンジで温めたらいいですよね。

   (助産師 主任 吉田 由美)


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